
白亜紀後期に北米などで生息したハドロサウルス科の恐竜。頭の後ろに長く伸びたトサカが特徴である。近年の研究では、トサカの内部に長く曲がった鼻腔が通っており、共鳴器のように音を響かせて鳴いていた可能性が示されている。推定される音は約30〜300Hzほどの低い周波数で、遠くまで届く音だったと考えられている。
言わずと知れた最強の肉食恐竜。約6600万年前の白亜紀末には北米大陸の頂点捕食者として君臨していたと考えられている。実は同じ頃、日本にもほぼ同じ大きさのティラノサウルス類が生息していたことが、化石研究からわかってきている。
福井県で発見された植物食恐竜で、日本を代表する恐竜の一つ。イグアノドン類の仲間で、当時の陸上生態系で植物を食べて暮らしていた。同じ地層からは中型の肉食恐竜フクイラプトルも発見されており、天敵の関係にあった可能性がある。
背中に並ぶ大きな骨の板と尾の鋭いトゲが特徴の植物食恐竜で、約1億5000万年前のジュラ紀後期に北米などで生息。背中の板は血管が多い構造をもち、体温調節だけでなく、仲間へのアピールなどの役割もあった可能性が指摘されている。
約1億5000万年前のジュラ紀後期に北米などで生息した大型肉食恐竜。長い頭骨と鋭い歯をもち、当時の生態系の頂点捕食者の一つであった。また頭骨の構造から、顎を斧のように振り下ろして獲物を切り裂く狩り方をしていた可能性も指摘されている。
全身を厚い骨の装甲で覆い、尾の先にハンマー状の骨をもつ植物食恐竜。白亜紀後期に北米などで生息。近年の研究では、尾の骨や関節の構造から、横方向に大きく振り強力な打撃を与えられた可能性が示されている。日本でもアンキロサウルスの仲間の化石の発見が報告されている。
白亜紀前期に北米で生息した大型のドロマエオサウルス類。鋭い鎌状の爪をもつことで知られる。近年の研究では複数個体の化石が同じ場所から見つかり、群れで行動していた可能性も議論されている。ティラノサウルスにも匹敵する恐ろしい捕食者だ。
恐竜学者
小林 快次 Kobayashi Yoshitsugu
北海道大学総合博物館教授。恐竜研究者として、特に獣脚類恐竜の進化や鳥類への移行、北極地域の恐竜生態に関する研究に取り組んでいる。これまでに、北海道のカムイサウルスやパラリテリジノサウルス、福井県のフクイサウルス、兵庫県のヤマトサウルスなど、日本の恐竜の命名を手がけ、国外でも多くの恐竜化石を発見している。近著には、『ティラノサウルス解体新書』(講談社)や『恐竜学』(東京大学出版会)などがある。
DINO SAFARIは、まるで恐竜の世界に入り込んだかのような臨場感を味わえる特別な舞台です。恐竜ファンの皆さんにとって、心からワクワクする忘れられない体験になるはずです。